身近な情報管理。思わぬトラブルに要注意~夏の思い出編~

コラム
バックアップ

夏もそろそろ終わりが近づいてきました。長い長いお休み、どのように過ごしましたか?

旅行・行楽・フェス・イベント・レジャーなど、楽しい時間をたくさん過ごし、思い出いっぱいのことでしょう!写真や動画データはたまっていませんか?大切な夏の思い出は、しっかり保管して残し、後から振り返りたいですよね。SNSでの投稿や、家族やお友達と共有するのも楽しみのひとつ。

でもここでちょっと待った!

思わぬトラブルで、大事な思い出のデータが消えてしまうこともあるんです。夏場の長期連休明けはデータ復旧サービスの利用者が増えるといいます。また、ネットにアップロードする写真は、公開範囲や共有する相手を間違えると、せっかくの楽しいはずの思い出が残念な結末になってしまうことも・・・。どんなトラブルが考えられるでしょうか?

たとえばこんなトラブルが・・・

◆保存しておいたはずなのに・・・データが消えてしまった!

スマートフォンで写真を撮った後、そのままにしていませんか?夏は海・川・プールなどの水辺を訪れる機会が増えます。うっかり落下・水没でデータが消えた・・・なんてことになったら大変。急な雨による水濡れ故障のリスクも侮れません。スマートフォン本体にトラブルが起こってもデータを失わないよう、クラウドに同期するなど本体以外にも保存しておきたいですね。

また、デジカメで写真を撮った後、SDカードを入れっぱなしにしていませんか?これも要注意!デジカメの保管状態によってはデータが消えるかも!あるいは、お友達からCD/DVD/USBメモリで写真や動画データをもらった場合には、どうしてますか?もしPCなどに取り込んでいるならOK!CD/DVD/USBメモリでしか残していないという方は要注意。これもやはり、保管状況によってはデータが消えてしまうことも!後でいいやと放置して忘れてしまわないように、早速PCにデータを取り込んでおきましょう。

ただしPCだけでは万全ではありません。特に夏場は気温があがり、熱による機器トラブルが増加します。PCにデータを取り込んだら、PCのデータが消えないようにバックアップも作成しましょう。クラウド、外付けHDD、方法はさまざま。こちらの記事を参考にして、あなたにとって最もよい方法をお選びください。

「バックアップなんて大げさじゃない?」という方はちょっと待った!ぜひ、こちらの記事をお読みくださいね。

◆お友達に許可をとらないで、写真をSNSに投稿してしまった!

楽しいレジャー。ついつい写真をたくさん撮ってしまいますね。ここでよく聞くトラブル。

「みんなで遊びに行ったらママ友の中の一人が写真をSNSに投稿していた。子どもの顔がばっちり写っている。勝手にネットに子どもの顔を公開するなんて!」

「旅行で一緒に撮った写真を、友達が勝手にSNSに投稿していた。よりによってこの写真・・・ひとこと言ってからにしてほしかった・・・」

プライバシーや肖像権とも関連してきますので、SNSに写真を投稿する前には必ず、写っている相手の許諾をもらってからにしましょう。投稿するときは、「友達まで公開」「全員に公開」など、公開レベルの設定を確認するのも忘れずに。

一方で、自分の写真を勝手に掲載されるのが嫌な場合は、事前に「うちは(私は)SNS掲載NGだから」と予防線を張っておくのも大事ですね。

◆写真共有サービスに、共有したくない写真をのせてしまった!

写真データをクラウド型のサービス(写真共有サービス)を使って、家族やお友達と共有していらっしゃる方へのご注意です。共有するときには、そのサービスで、誰と、どの写真を共有するかを、しっかり確認してからアップロードしましょう。うっかり間違って、共有したくない写真をのせてしまうと大変です。家族で使用している写真共有サービスに「ついうっかり家族写真でない写真をアップロードしてしまい、浮気がバレた」というケースも・・・あるようですよ・・・。これも情報資産管理!夏の暑さゆえ判断が鈍ってしまうことのないよう、写真のアップロードにはくれぐれもご注意ください。

◆高画質で撮った写真や動画。でも、写真共有サービスに保存したら劣化してしていた!

さて、写真共有サービスについてもうひとつ。あなたが利用しているサービスは、保存したデータがそのまま保存されますか?せっかく高画質で撮影した写真や動画データであっても、サービスによっては保存時に圧縮がかかり、劣化していることも。「保存しておいた動画データを再生したら、カクカク動く・・・」なんて、悲しすぎます。あなたが利用しているサービスはどうでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?夏の思い出は楽しい記憶のまま、残したいですよね。大事な思い出のデータを失ったり、楽しいはずの思い出を後味の悪いものにしないよう、思わぬトラブルにはくれぐれもご注意ください。

関連記事